単純X線撮影(レントゲン撮影)
エックス線は体の組織や臓器によって通過しやすさ(透過性)が異なります。この差を利用して画像を作り、診断を行います。 放射線検査の中では最も被ばくの少ない検査です。胸部や腹部・骨・関節を主に撮影します。
撮影には、CR(Computed Radiography=X線画像装置)装置を用い、いろいろな部位の撮影を行います。撮影中に体勢を変えたり、検査によっては立ったまま行うものもあります。気分が悪い場合や立ちくらみがするなど、当日体調不良のある方はお伝えいただくようお願いいたします。
被ばくについて
単純X線撮影での被ばく線量はとても少なく、短期間に複数回検査を行った場合でもほとんど影響はありません。安心して検査をお受けください。しかし、一般に胎児はエックス線に対する感受性が高いため、妊娠されている方もしくはその可能性のある方は、事前にスタッフへお知らせください。
注意事項
金属やプラスチックのボタンなどはエックス線吸収が大きく写ってしまうため、診断の妨げになる可能性があります。
そのため、検査前に衣服や身に付けているアクセサリー等を確認させていただきます。場合によっては、更衣をお願いすることがあります。思い当たるものを身に付けている場合はあらかじめ取り外すか、取り外す必要があるか分からなければ、検査時に技師へご相談ください。