なぜ血管病総合外来が重要か?
「血管病」という言葉は、いろいろな意味を含んでいます。
広い意味では、感染症や慢性神経疾患などを除くほとんどの病気は血管が関与しているともいえます。
狭い意味では、動脈硬化を背景とした閉塞性動脈硬化症などの下肢疾患、動脈瘤や動静脈閉塞などの内臓疾患などが多いです。
動脈硬化は狭心症や脳梗塞などの危険因子でもあり、長寿社会において既存の診療科の枠組みを超えた血管病診療の重要性が増加しています。
下肢静脈瘤も基本的に命に影響はない疾患ではありますが、患者数の多い疾患として重要です。
外科専門医・指導医、心臓血管外科専門医、脈管専門医、救急専門医としての経験を生かし、血管病外来を総合的かつ高い専門性を持って行っていきたいと考えています。