当院のハイブリッドカテーテル治療室について
クラス10000(総合病院の外科手術室と同等)のクリーンルームに最新設備の島津製血管撮影システムを使用したハイブリッドカテーテル治療室です。
高い性能の同システムを用いて精度の高いカテーテル検査および先端の血管内治療を行います。


カテーテル検査・治療室での流れ
① カテーテル検査台の上に移って寝ていただき、カテーテルを挿入する部位(主に大腿動脈や肘動脈)の消毒を行い、清潔な布をかぶせます。
② 皮膚に少量の局所麻酔注射を行います(採血の際に感じるのと同程度の痛みがあります)。治療の場合は、は眠くなる麻酔を使用することもあります。
③ 血管の中にカテーテルを挿入し、ワイヤーなどの通り道を確保します。
④ 造影剤や炭酸ガスによる造影で病変部を確認しながら、病変部へワイヤーを慎重に進めます。
⑤ ワイヤーが病変部を通過したのち、そのワイヤーをレールにして病変部の血管を拡張する「バルーン」や「ステント」、「コイル」などを用い治療を行います。
⑥ 最後には、造影剤や炭酸ガスによる造影を行い、無事に治療が済んだことが確認されれば管(シース)を血管から抜きとり止血します。

治療の様子


