当院の特色
専門クリニックとしての医師、検査技師、看護師による三位一体の診療
1: 熟練した超音波検査技師による正確な病態評価
下肢静脈瘤における重要な専門的評価点
- 伏在静脈側枝病変の有無(特に大伏在静脈・小伏在静脈と深部静脈の合流部付近)
- 不全穿通枝の有無
- 伏在静脈側枝病変の有無(特に大伏在静脈・小伏在静脈と深部静脈の合流部付
- 深部静脈病変(逆流・閉塞・血栓症など)の評価
- 静脈瘤の状態(血栓性静脈炎の併発や逆流の程度)の評価
下肢静脈瘤の主な原因である伏在静脈の逆流ですが、見落としなく下肢全体の不全穿通枝の有無を評価することは極めて重要であり、熟練した検査技師の仕事となります。静脈瘤クリニックを受診したら、「不全穿通枝はありませんか?」「伏在静脈と深部静脈の合流部付近の側枝逆流はありませんか?」「あればどのように治療しますか?」と聞いてください。治療の根治性や再発の原因として大切なことです。
2: 経験豊富な看護師による処置、説明、ストッキング療法
術前説明から術後の全過程において患者さまと接する時間が最も長いのは看護師です。静脈瘤の一連の治療に関することは、なんでもご質問ください。処置を担当し、ストッキンングに関わる様々な相談にお応えします。
3: 経験豊富な専門医師による多彩な治療
治療の全ては専門医・指導医である院長が責任を持って行います。当院では、血管内レーザー治療・血管内ラジオ波治療、最新のグルー治療、スタッブアバルジョン法という「針穴からの瘤切除術」を中心とした外科治療をさらに工夫したオリジナル手術、フォーム硬化療法を中心とし工夫を重ねた硬化療法など多彩な治療を行っております。それぞれの質を高め、患者さんの病態により効果的に行うことにより「より満足度の高い治療」を常に目指しています。実際に患者さんが他の医療機関と治療を受けて比べることはできませんが、どこよりも質の高い治療を提供している自負を持って治療に当たっています。下肢静脈瘤治療はすべて保険診療です。
下肢静脈瘤外来について
下肢静脈瘤の原因
伏在静脈内の弁不全による静脈うっ滞が、下肢静脈瘤の症状の主な原因です。命にかかわる病気ではありませんが、静脈の部品である弁が壊れていることが原因であり、放置した場合改善することはないため年々症状が進むことが多いとされます。
下肢静脈瘤の症状
ふくらはぎのだるさや痛み、足のむくみなどです。長時間立っていた後に症状が強いことが多く、「こむら返り」の原因にもなります。また、皮膚の循環が悪くなるため、湿疹や色素沈着などの皮膚炎をおこす事があります。皮膚炎が悪化すると潰瘍ができたり、出血することがあります。
ストレスのないきれいな足に
治療は、滞在数時間の日帰り治療を行っています。
レーザー治療を中心として治療方法に工夫を重ね、より効果的で負担の少ない治療を行っています。
希望により静脈麻酔を併用し負担の少ない治療に取り組んでいます。
当院は2018.04.16より下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施施設に認定されています。
(院長の実施医認定2013.04.03、指導医認定2014.02.24)